アデニウム|冬の管理法【室内の場合】
こんにちはBOTANICAL BOX の渡辺です。
今回はイベントでも大人気のアデニウムの冬の管理についてまとめてみようと思います。
ほとんどの方が室内管理になると思いますので、その体で解説します!
置き場所
まずは置き場所ですが、気を付けて欲しいことは2つ。
「日当り」と「風通し」です。
日当りに関しては、理想は直射が5時間以上当たる場所です。(ガラス越しで構いません。)
もちろん場合によってはそこまで日当りを確保するのが難しい場合もあると思います。
その場合は1時間でも2時間でもいいので、できる限り日当りを確保してください。
直射が難しい場合でも、すぐ隣に陽が差すような「明るい日陰」を心がけてください。
そして「風通し」ですが、リビングなど人の出入りが頻繁にある場所なら問題ありません。
換気や空調などで空気が動いている程度で大丈夫です。
サーキュレーター等も特に必要ありません。
気を付けて欲しいのは1日中閉め切っている部屋などです。たまになら問題ありませんが、それが長期間続くと弱ってしまいます。
温度
温度についてはなるべく10℃以下にならない場所を推奨します。
ただし、寝ている間に暖房を消す場所に置いているなど、夜の間に一時的に10℃を切るという分には問題ありません。その場合も最低でも6℃以上はあってほしいところです。
そして昼間の温度としては20℃以上になる場所がアデニウムには優しいでしょう。
ちなみに最低気温が10℃付近まで下がると、株によっては落葉するものも出てきます。
その場合は幹がしっかり硬ければ健康な休眠状態ですので心配ありません。
水やり
水やりは、落葉している場合と落葉していない場合で変わってきます。
まずは落葉していない場合ですが、この場合、冬で成長は止まっていると言っても多少なりとも葉からの蒸散があります。ですので、水やりのタイミングは用土全体が完全に乾いてから3日後が目安です。水をあげる量ですが、用土全体が湿るくらい。説明が難しいのですが、夏は鉢底からしっかり水が流れるまで水をあげると思いますが、冬は底から水が流れるか流れないかくらいを目安にしてください。夏が10だとすると5~6くらい。というのも冬にたっぷり水やりしすぎると乾きが遅くなり根に良くないからです。
最低でも3日以内には乾くようにしたいところです。と言っても用土が乾くスピードは室温や日当りによっても変わってきますので、様子を見ながら調節してください。もちろん気温、風通し、日当たり等がしっかり整っていれば、夏同様たっぷりの水やりでも問題ありません。
次に「落葉している場合」の水やりですが、10日に1度。用土の表面が軽く湿る程度に与えましょう。水やりと言うよりは根が枯死しないための保湿と考えましょう。量としては1日で完全に乾く程度です。
冬の数ヶ月、完全に断水してしまうと細根が枯れて翌年の立ち上がりが悪くなりますし、子株の場合最悪枯れます。
植替え&肥料
冬は必要ありませんので秋以降は控えましょう。
根鉢になっていても冬はほとんど成長はストップしていますので、そのまま春まで管理して大丈夫です。むしろ冬に植え替えるダメージの方が大きいです。
施肥、植え替えの適期は5月ごろです。屋外で管理しても大丈夫な気温になってから行いましょう。
その他のポイント
室内管理の場合、受け皿を使用している方も多いと思います。その場合は、水やり後に受け皿に溜まった水は捨てましょう。放置すると長期間用土が乾かない原因になります。
また、鉢底の穴をふさいでしまうので、鉢底面からの酸素が供給されず、根腐れにも繋がります。
それと、24時間を通して温かい部屋で管理する場合、日照不足による徒長に注意しましょう。半袖でも寒くなく快適に過ごせるような場合、冬であっても成長しますので、相対的に日照が足りずに徒長しやすくなります。その場合は置き場所を見直すか、育成ライトで補う等してあげましょう。
以上、アデニウムの冬の管理法になります。
参考にしてみてください!
YOUTUBEチャンネル動画にもまとめています。分からないこと等ございましたら、気軽にコメントしていただければ思います。最後までお読みいただきありがとうございました!
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