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【アガベの炭疽病】進行すると怖い⁉暖かくなってきたら気を付けて!

アガベの炭疽病

 

炭疽病とは

 

炭疽病は斑点病や褐斑病ともいわれ温かくなってきた3~10月くらいまでのアガベの成長期に発症しやすい病気です。

最初は茶色の丸い錆のようなシミが現れるところから始まります。

進行するにしたがってシミが葉全体に広がっていき、放置すると葉に穴が開いたり枯れたりします。

症状が広がったは全体的に炭のように黒くなり触った感じもブヨブヨになります。

葉があまり強くない斑入り品種に発症しやすい傾向がありますが、アガベならどの品種にも発症する可能性があります。

 

原因

 

コレトトリカムというカビの一種に感染すると発症します。

このカビ自体は通常時でも空気中に漂っており、アガベが弱っているときに感染するとさび病を発症します。

カビの一種ですので、ジメジメして風通しの悪い環境で育成していると炭疽病になりやすくなります。

また、成長点付近よりも用土の湿気を受けやすく、代謝の低い外葉で見られることがほとんどです。

他にも株が長時間輸送されたときなどは、湿気もストレスも受けやすい環境が整っているので発症しやすくなります。

 

対策

当たり前ですが、発症の原因を取り除いてあげることが一番です。

風通しを良くして、しっかり日に当て光合成させてやり

株同士は間隔をあけて並べ、空気が滞留しないように気を付けましょう。

木酢酸などを定期的に散布してやることも予防になります。

またハウスで育成をしている方は昼夜の寒暖差でハウス内が結露しやすいので、面倒でもそういったものは日ごろから拭き取ってカビが発生しないように気を付けることも大切です。

 

炭疽病が発生してしまったら

 

炭疽病が発生してしまったら速やかに感染した株を隔離しましょう。

炭疽病はカビの一種ですので風や水やりのしぶきで他の株に感染することもあります。

そして育成環境を見直し、これ以上ほかの株に発症しないように気を付けましょう。

初期であればベンレートやダコニールなどの殺菌剤を散布することで症状を止められる場合もあります。

より確実なのは、発症した箇所が外葉の一部分であれば葉ごとむしってしまいましょう。

むしれない箇所の葉の場合は感染した部分を清潔な刃物で切除しましょう。

切り口には、粉末かペーストタイプの殺菌剤を塗布してあげるといいです。

そして1~2週間は水やりは控えて感染が広がっていくのを防ぎます。

進行すると株全体が枯れてしまうこともありますが、早めに対処することによって助かる確率も高くなるので早期発見できるように日ごろから株の様子を良く観察しておきましょう。

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