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【話題株】オテロイことピーコッキー【特徴紹介】

ピーコッキー、今なぜ話題?

今回は巷で騒がれている話題の株「アガベ・ピーコッキー」をご紹介します。

このピーコッキー、なぜこんなにも話題になっているかというと

販売名が「オテロイ」として流通してしまっているからなんです。

主に実生1~2年の株がオテロイとして流通したと思われますが

それくらいの大きさの子株ではまだしっかりとピーコッキーの特長が出ていないので

「ちょっと変わったオテロイだな」なんて思って購入してしまった方も多いと思われます。

当然、オテロイだと思って購入したものが全くの別品種だったとなれば、購入者としては不満に思うでしょう。

「うちのもオテロイもピーコッキーだった…」

SNSを中心にそういった事例が多数報告されおり現在とても話題になっています。

 

特長を解説

ピーコッキーは「ケルチョベイ」「マルモラータ」の自然交配種という説が最も有力です。

小さいうちはプルームが乗った青白い葉をしておりウネりが入ります。

鋸歯は控えめで葉の先端にいくほどスムースなエッジとなります。

直径は最大で2メートルほどになる大型種です。

大型になると葉は緑味を増し、葉のウネりはなくなっていくようです。

ケルチョベイ、マルモラータ共に耐寒性が高く

ピーコッキーに関しても霜に当たらなければ氷点下にも耐えられそうです。

 

なぜこんなにも流通している?

これほどまでにピーコッキーが流通している背景として

ある時期に「オテロイ」として日本に入ってき種子が「ピーコッキー」だったということがあるようです。

ある程度大きくなってロゼット展開してきた株に関しては

葉にうねりも入りある程度容易にピーコッキーだと判断することが出来ます。

しかし、実生1年未満の小さい株に関しては、オテロイと似た部分もあるので判別が難しいこともあるようです。

おそらく生産者はこのタイミングでオテロイとして出荷してしまったのでしょう。

ピーコッキー種子の日本への輸出元は解りませんが、SNS等の報告件数からして相当な数が出回っていると思われます。

 

今後どうなっていく?

生産者側もオテロイとして仕入れた種子を実生して、オテロイとして販売していると思われますので

(故意ではないと思いたい)被害者と言えば被害者ですが、購入者からしたらたまったものではないですよね。

希少価値、観賞価値の面でもやはり オテロイ>ピーコッキー という感は否めないですし

最大で2メートルになるということを考えても、今後の扱いに困っているピーコッキー所有者も多いと思います。

しかしピーコッキー自体に罪はなく、無碍に捨てられてしまうというのも心が痛みます。

「可能な限り小さく仕立て続けてる」「ドライガーデン要員として活用できないか」などそれそれが考えていく必要があるかもしれません。

こういった騒動は植物業界では珍しことではなく、アガベなど数年で一気に盛り上がったジャンルに関しては尚のことでしょう。

もちろん責任の大部分は誤った品種を流通させてしまった販売者側にあると思いますが

消費者側も過熱市場においては冷静な購買判断を心がける必要がありそうです。

 

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