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パキポディウム・グラキリスの魅力|育て方は?管理法と注意点。

パキポディウム・グラキリスとは?

 

パキポディウム グラキリス

 

こんにちはMs‘+わたなべです

塊根植物と言ったらグラキリス、パキポディウムと言ったらグラキリス

 

それくらい植物愛好家の間でもメジャーになった感のあるグラキリス。今回はそんなグラキリスの魅力や特徴、育て方を紹介します。

 

自生地はマダガスカルとアフリカ南部の乾燥地帯。わずかな土と水分でも生き抜けるよう、塊根部に水分を蓄えるという生存戦略をとった珍奇な植物。

 

和名は象牙宮(ぞうげのみや)。

 

グラキリスの魅力はなんと言ってもそのまん丸でコロッとしたボディ。

 

株ごとに一つ一つ違った形をしているのでお気に入りの一株を探すのも楽しいです。

 

色も個体によってまちまちで、基本はグレーですが赤味や黄色味を帯びたもの、白っぽいものなど千差万別。

 

コレクター心をくすぐります笑。

 

どこか小動物を思わせる形はいい意味で植物っぽくなく、育てていくうちにどんどん愛着が湧いてきます。

 

可愛らしい見た目からインテリアとしても人気で、春には濃い黄色の花を咲かせます。

 

育てやすさは塊根植物の中では、簡単すぎもせず難しすぎもせずといったところでしょうか。

 

育て買いが丁度いい笑。簡単な植物の育成に慣れてきたら挑戦してみるのみいいでしょう。

 

育てていくうちに次々とグラキリスの魅力にハマっていきますよ!

 

年間を通しての管理法と注意点

 

パキポディウム グラキリス

 

地域にもよりますが春~秋(5~11月)にかけては成長期になりますので、株が乾いてきたらたっぷり水をあげましょう。

 

目安としては塊根部が少し萎んでシワが寄ってきたらです。

 

用土が乾いても塊根部が固く水を蓄えているようであれば水をやる必要はありません。

 

一番多い失敗は水を遣り過ぎることです。しっかり塊根部の状態を確認しましょう。

 

加えて鉢の中にいつまでも水分が残っているのもよっくありません。

 

最低でも2,3日で乾くようにします。そのためには鉢の大きさと用土の水はけで調整しましょう。

 

グラキリスは自生地ではとんど土のない岩場などに生えています。ですので鉢の置きさも小さいものがオススメ。

 

目安としては塊根部と同じくらいの容量の土が入る鉢であれば問題ありません。

 

ちなみに日本国内で実生されたものは現地球(げんちきゅう:自生地から輸入された株)よりも水分を多く欲する傾向がありますが、それでも他の植物に比べると水分の要求度は低めです。

 

例外的なのは実生1~3年目までの子株です。加湿に弱いが水切れにも弱いとうなかなかの曲者。

 

子株の場合育成難易度はグッと上がります。そのため初めてグラキリスを育てる場合はある程度成長した株を入手することをオススメします。

 

植替え鉢増は新葉が出始める春に行います。ポッテリとした見た目に反して根はとても脆いです。

 

鉢から抜いただけでもポロポロとちぎれてしまう根も多いです。

 

根を痛めるとその後の育成に影響が出るので、なるべく根は整理せずに植え替えるといいでしょう。

 

植替えが終わってしばらくするとやってくるのが梅雨。この時期は特に根腐れに注意しましょう。

 

水やり前の天気予報は要チェック。雨が続くようであれば水やりは控えましょう。

 

1,2週間なら水やりのタイミングが遅れても問題ありません。どうしてもというときは葉水程度に。

 

この時期の雨ざらしはやめましょう。

 

梅雨が明け夏本番となったら葉焼けに注意しましょう。

 

小型のハウスでは高温にも要注意。グラキリスの場合は塊根部が焼けることがあります。

 

塊根部が焼けると、その部分がベッコリとへこんでしまいます。

 

そうすると完全には元には戻りませんし、目立たなくなるまでにも何年という時間がかかってしまうので気を付けましょう。

 

寒冷紗や遮光ネットで10~30%遮光してあげると安心です。

 

秋になると徐々に水遣りの頻度が下がってきます。暖房設備がない屋外やハウスにある株はそろそろ屋内管理に切り替える時期です。

 

タイミングは黄葉が終わって完全に落葉してからで大丈夫です。株をしっかり休眠モードに切り替えてあげましょう。

 

落葉前に室内に取り込んでしまうと葉から水分を放出しやすく、水やり頻度が増えるので、結果根腐れの原因となります。

 

冬は1~2ヶ月に1度の水やり(湿らせる程度)で管理するためにもしっかり落葉したタイミングで取り込みましょう。

 

また天気のいい日は日光と風に当ててあげましょう。春、最低気温が15℃近くになったら屋外管理に切り替えるタイミングです。

 

見た目、育成難易度、管理の手間、どれをとっても最高にちょうどいいグラキリス。初心所からベテランまで多くの人がハマるもの頷けます。

 

お気に入りの一株を大切に育てるもよし、好きな形のものを集めてみるもよし。実生やベアルート株の発根管理に挑戦してみるのもいいでしょう。

 

グラキリスは適切な管理をすれば一生付き合っていける植物です。育ててみたいけど今一つ踏み出せない方も是非この機会に育ててみてください!

 

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