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ユーフォルビア・オベサってどんな植物?

ユーフォルビア・オベサってどんな植物?|その魅力や育て方のポイントを解説

 

ユーフォルビア・オベサ

 

こんにちはMs‘+わたなべです。

 

今回紹介する植物はユーフォルビア・オベサ

 

個性派ぞろいのユーフォルビア属の中でもひと際異彩を放つザ・ビザールプランツ!

 

僕自身、初めて見たときからオベサに魅せられ、そして育てていく中でさらにその魅力の虜になりました。今では立派なオベサ大好き人間の一人。

 

今回の記事でその魅力が少しでも伝わればうれしいです。

 

基本情報

 

ユーフォルビア・オベサ

 

南アフリカ原産です。

 

冬は比較的寒くなる地域なので耐寒性も高め。

 

0℃くらいまで耐えられます。

 

オベサとは“肥えた”という意味です。

 

聞き馴染みはありませんが和名は“キリン玉”

 

海外では“バスケットボールプランツ”なんて呼ばれています。

 

(名づけのセンスがいいですね)

 

オベサにも幾つか種類があり、子株をたくさんつける「小吹きオベサ」、少し扁平なタイプの「オベサ・シンメトリカ」などがあります。

 

雌雄異株オス株とメス株がないと種はできません。

 

雄雌を見た目で見分けることは難しく、花が咲くまで見分けはつきません。

 

オス株が欲しいなど、お目当ての株がある場合は花が咲いているタイミングで判断し購入する方がいいです。

 

オベサの魅力

 

ユーフォルビア・オベサ

 

オベサの魅力は何といってもその見た目。

 

小さいうちはコロンと丸いフォルムをしています。

 

どこか無機質な感じもするのですが、それは紛れもなく植物。

 

そんな可愛らしさと不思議なオーラが見る人を引き付けるのでしょうか。

 

ただ丸いだけだはありません。よく見ると一つ一つに個性があってとても面白いです。

 

稜(りょう)立ちタイプはオベサの頭頂部から放射状に見られる稜が盛り上がっています。

 

稜のないオベサに比べカッコイいいスタイリッシュな雰囲気があります。

 

ユーフォルビア・オベサ

 

縞(しま)模様が強いタイプの個体もあります。

 

丸いボディに幾何学模様のように入る縞はオベサの無機質な感じを強調するような気がします。

 

縞あり縞なしどちらが好きかは好みの問題になりますが、縞ありタイプの方が希少価値は高いようです。

 

ただ成長に従って徐々に模様が薄れてしまう個体もあります

 

オベサには綴化(てっか)タイプもあります。

 

稜線がウネウネしているものや、球体をとどめないほど変形して扇状になっているものも存在します。

 

そういった株は大変高額で取引され、中には相場の10倍以上の値が付くものもあります。

 

綴化タイプはどのように成長していくか予想がつかないので、それも楽しさの一つと言えるでしょう。

 

また小さい頃はノーマルタイプのオベサでもあるとき突然綴化が始まることもあります。

 

小さいうちは丸くて可愛らしいオベサですが、成長するにしたがって縦に伸びていきます。

 

同時に下部が木質化していき、可愛らしさに渋さとカッコよさが加わります。

 

どちらの姿もそれぞれの魅力があり、何月をかけてその変化を見られるのもオベサを育てる楽しさだと思います。

 

育成上の注意点|①葉焼け

 

オベサを育てる上での注意点は大きく二つ。

 

葉焼けと徒長です。

 

まず「葉焼け」について。これは夏は特に気を付けてください。

 

5月くらいから30~40%の遮光をしてあげるのが理想です。

 

オベサは他の植物のような葉や茎を持たないので、葉焼けの前兆が分かりにくく

 

「気づいたら葉焼けしていた」なんてことになりやすいです。

 

今までの経験から、観察するポイントは色を見てあげることです。

 

水が切れた状態がしばらく続くと、色がほんの少し薄くなったような、色が抜けたような感じになります。

 

赤みを帯びることもあり、この場合は分かりやすいと思います。

 

もともと色の薄い個体もあるので、やはり毎日の観察が事前に葉焼けを防止するために大切なことです。

 

とは言っても、もし葉焼けしてしまった場合はどうするか。

 

少しの葉焼けならオベサが死んでしまうことはありません。

 

しばらくの間日陰で管理して回復させてあげましょう。

 

この時、葉焼けしてしまったときの条件(日照、気温、水やり頻度など)を覚えておいて、

 

今後は葉焼けさせてしまわないよう気を付けましょう。

 

多少の葉焼けなら成長するにしたがってそれも味になると思って大切に育ててあげましょう。

 

育成上の注意点|②徒長

 

二つ目の注意点は「徒長」です。

 

葉焼けとは逆の“日照不足”によって起きてしまう現象です。

 

葉焼けさせたくないあまり日当たりの悪い環境に置いてしまうと徒長してしまいます。

 

徒長したオベサは成長点が伸びてきて先細りしたようになってしまいます。

 

そうすると貧弱な印象になってしまい観賞価値も落ちてしまいます。

 

日照不足と合わせて、水のやりすぎも徒長しやすくなる原因になります。

 

ドッシリとした風格のある株に育てるためにも葉焼けしない程度に日光に当ててあげましょう。

 

以上が注意点の2つになります。

 

徒長と葉焼けは同じ“日照条件”という要素が関係しています。

 

日照が強すぎず弱すぎずというオベサにとって最適な環境を見つけてあげてください。

 

そのためにもオベサが出すほんの少しのサインにも先回りして対応できるよう、日々の観察をしっかりとしましょう。

 

それと、購入した直後(移動)や植え替え直後もオベサにとっては環境の変化となります。

 

それまでと同じ育て方をしていると葉焼け徒長の原因となる可能性があるので注意しましょう。

 

まとめ

 

ユーフォルビア・オベサ

 

究極にシンプルな形状ゆえにとても味わい深い植物、ユーフォルビア・オベサ。

 

小さいうちはコロンと可愛く、成長するとドッシリカッコよく。

 

時間をかけて成長していく過程もとても楽しく、見ていて飽きない植物です。

 

オベサの魅力、伝わったでしょうか。

 

少しでもオベサが気になった方は是非育ててみることをオススメします。

 

育てていくうちにきっとオベサの魅力を次々に発見できると思います。

 

今回の記事は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

では、良いオベサライフを!

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