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アガベの育て方【冬→春の管理へ】|気を付けるポイント!

冬~春にかけての管理のポイント

春

 

こんにちはMs‘+わたなべです。

 

季節は3月。暖かい日もあればまだまだ寒い日もあるという微妙な季節。

 

今回はアガベについて、冬の管理から春の管理へと切り替える上で気を付けるポイントを紹介します。

 

難しいことはないのですが、やり方を間違えると株をこじらせてしまったり、最悪そのまま枯らしてしまうこともあるのでしっかり押さえるべきポイントはチェックしておきましょう。

 

ここをスムーズに行ってあげることで春以降の育成のスタートダッシュを決めましょう!

 

 

日照条件の変化

太陽

 

冬から春にかけての管理でまず気を付けるべきポイントは日照条件の変化です。

 

年間を通じて屋外のハウス等で育成している場合はそこまで気を使う必要はないのですが、

 

冬の間屋内で管理していた株については注意が必要です。

 

というのも、屋内と屋外では日照条件が大きく異なるからです。

 

アガベは基本的に高光量を好みますが、冬の間屋内の環境に慣れていた株にとっては屋外の太陽光は強すぎます。

 

いきなり屋外管理に切り替えて太陽光にさらすと葉焼けしてしまうリスクが高まります。

 

室内の明るい窓辺においていた株や、育成ライトを当てていた株でも安心はできません。

 

屋外に出すということは湿度や風など、日照条件以外の変化もあります。

 

特に春先は近年の気候の変化で、一日だけ急に初夏の気候のように温かくなったり、かと思えば冬のような寒さに逆戻りしたりします。

 

なのでそのような時期は、天気の安定した日の午後に2~3時間ほど日に当ててあげて徐々に屋外の気候に慣らしいってあげるのが望ましいです。

 

期間は1週間以上、できれば2週間くらいかけて慣らしてあげると安心です。

 

 

 

水やりは少なめからスタート

アガベ 笹の雪

 

冬の間少なめにしていた水やりも温かくなるにつれて春~夏仕様に変更する必要があります。

 

長い冬が明けて「これからガンガン育成するぞ」とはやる気持ちは分かりますが、落ち着きましょう!

 

これも“徐々に”増やしてあげることが大切です。

 

冬は細根が枯れない程度(土の表面が湿る程度)に水やりをしていたと思いますが、

 

温かくなるにつれてまずはその“頻度”を増やしてあげましょう。

 

“量”ではないですよ!

 

先ほど言ったようにこの時期はまだ寒くなる日も多いです。

 

そこで水やりの“量”を増やしてしまうと植物が吸収しきれなかった水分が

 

いつまでも鉢内に残ることになってしまうので根腐れやカビの発生につながることがあります。

 

また基本的にアガベは同じ品種であっても草体に含まれる水分量が少ないほど耐寒性は高くなります。

 

三寒四温のこの時期にやってくる急な冷え込みに備えても水やりの量には気を付けましょう。

 

あともう一つ、アガベではあまり見られないですが、急に大量の水を与えるとその水分を一気に株が吸収し、葉割れを起こすこともあります。

 

こうして書いてみると意外といろんなリスクがあることに気づきますね。

 

屋外の環境に慣らしつつまずは“頻度”を増やし、徐々に“量”も増やしていきましょう!

 

植え替えは春の環境に慣れてから

 

植え替は温かくなってから、地域にもよりますが4月に入れば植物も春の環境に慣れて植え替え時となると思います。

 

植え替えの際は1週間ほど断水して乾いた状態で行いましょう。

 

株の育成を重視する場合は、根の整理は死んでいる根だけで最低限にして一回り大きい鉢に植え替えます。

 

形が完成している中株以上の株であまり多きくしたくない株などは、太い根だけを残して今までと同じ大きさの鉢に植えてもいいと思います。

 

アガベは基本的にベアルートの状態で何か月も持つので、そこまで神経質にならずに大胆に根を整理して大丈夫です。

 

植え替え後は水やりせず1週間くらい日陰で管理するのが基本です。

 

でも僕はよほど心配な株以外はすぐにたっぷり水やりしてしまいます。

 

その方が鉢内の空間がしっかり詰まるので、株が安定しやすいですし根の活着も早まると思うからです。

 

しかし日陰で管理するというのは忘れずに!

 

それと、植え替え後は水分を吸収する力が弱くなっているので蒸れやすいです。風通しにも気を付けましょう!

 

まとめ

 

以上がアガベの冬から春にかけての管理のポイントになります。

 

特に難しい点はないので、基本に忠実に管理していけば失敗はないと思います。

 

光量、気温、水やりなど、なるべく激しい変化をさせないというのが全体的なポイントです。

 

言い忘れていましたがよくやってしまう失敗で、屋内から屋外管理に切り替える際に夜植物をしまい忘れて凍傷を負わせてしまうということがあるのでそれは気を付けてくださいね!

 

今回の記事は以上になります。春先の管理をマスターして是非育成のスタートダッシュを決めてください!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

それでは良い園芸ライフを!

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