ユーフォルビア・ムランジーナの自家受粉に成功!種ができるまでの流れを解説
ムランジーナを育てていると、ある日突然「あれ、花芽が出てる?」という瞬間が訪れます。でも、いざ花が咲き始めると、「自家受粉ってできるの?」「どのタイミングで受粉させればいい?」という疑問が次々と浮かんできます。
国内でムランジーナの受粉や種採りに関する情報はまだかなり少なく、私自身もほとんど手探りで進めました。今回、自家受粉で種を作ることに成功したので、花の成長の過程と実際にやったことを記録しておきます。
ムランジーナは自家受粉できる?
結論から言うと、できます。
ユーフォルビアには雌雄が別株の種類もありますが、ムランジーナは同じ株の中に雌花・雄花がつくタイプに近く、1株だけでも受粉まで持っていくことが可能でした。もちろん個体差や環境の影響はあると思いますが、少なくとも我が家では自家受粉で種を作ることができています。
花芽はどこに出る?
花芽は枝先のトゲとトゲの間に現れます。最初は小さな黄色い膨らみ程度なので見落としがちですが、「なんか盛り上がってきたな」と感じたら高確率で花芽です。そこから数週間かけてゆっくりと成長していきます。
毎日見ていると変化に気づきにくいので、定期的に写真を撮っておくと成長の流れがわかりやすくなります。
最初に現れるのは雄しべ
花芽が育ってくると、まず雄しべが登場します。カップ状の花の中心からいくつも伸びてきて、大量の花粉を放出します。1つの花から10本以上出ることもあり、花粉の量は思ったより豊富です。
ただし、この段階ではまだ受粉はできません。雌しべが出てくるまで、少し待つ必要があります。
そして雌しべが伸びてくる
雄しべの役目が終わるころ、今度は花の脇にあった小さな膨らみが育ち始めます。やがてムランジーナ特有のイカリ型の雌しべが伸びてきます。
このタイミングが受粉の適期です。見た目にも「来た!」とわかる形なので、観察を続けていれば見逃すことはないと思います。
実際にやった自家受粉の方法
特別な道具や技術は必要ありません。手順はとてもシンプルです。
① 雄しべから花粉を採取して保存する
雄しべが元気なうちに、ピンセットで花粉を採取します。採取した花粉は小さな容器に乾燥剤と一緒に入れて、冷蔵庫で保管しました。雌しべが出てくるまで時間差があるので、花粉を保存しておくのがポイントです。
② 雌しべが出てきたら花粉をつける
イカリ型の雌しべが伸びてきたら、保存しておいた花粉を先端に軽くつけます。綿棒や筆で十分です。力を入れずにそっと触れる程度で大丈夫でした。
受粉が成功すると…
うまくいくと、雌しべの根元部分がじわじわと膨らみ始めます。最初は「本当に膨らんでるのか?」と半信半疑な小さな変化ですが、日が経つにつれてだんだん種らしい形になっていきます。この膨らみを確認できたとき、思わず声が出ました。
実際にできた種
最終的に残った種がこちらです。最初はもっと多く受粉させたつもりでしたが、途中で落ちてしまったものも多く、手元に残ったのは一部だけでした。それでも自家受粉で種を作れたことは、大きな収穫だと感じています。
花芽から種になるまでの期間
私の環境では、花芽の形成から雄しべ・雌しべの出現、受粉、種の肥大まで含めると1か月以上かかりました。かなりゆっくり進むので、焦らず観察を続けることが大切です。写真を残しながら追っていくと、後から振り返ったときに成長の流れがよくわかります。
おわりに
ムランジーナは自家受粉が可能で、花粉の保存もでき、雌しべが出てきたタイミングで受粉させることで種を作れることが確認できました。
国内ではまだ事例が少ない分、手探りで進める部分も多いですが、それもまた面白さのひとつだと思っています。今後はこの種を播いて発芽まで挑戦してみる予定です。続きはまた記録していきます。
ムランジーナを育てている方や、いつか実生に挑戦してみたいという方の参考になれば嬉しいです。
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