陶器鉢の部位ごとの名称
口縁(こうえん)
口縁とは鉢の一番上部、コップでいうと口を付けるところです。
この口縁の形状で鉢全体の印象が結構変わってくると思います。
例えば口縁を水平にシャープに仕上げると鉢全体もシャープに締まって見えます。
一方、そのような処理はせず自然な丸み(湯呑のような感じ)を
残すと鉢全体も優しいナチュラルな雰囲気になります。
高台(こうだい)
高台はお茶碗でいうところの一番下の輪っかになった少し高くなっている部分です。
お茶碗の高台は料理の熱が直接テーブルに伝わらないようにするためのものです。
陶器鉢の高台は底穴から水を排出しやすくする役割があります。
一見高台があるようには見えなくても底面を削って高台の役割を持たせているものもあります。
そのようなつくりは碁笥底(ごけぞこ)と言います。
腰(こし)
腰は先ほどの高台のフチからその少し上の部分です。
「口縁から腰にかけて広がっていくような~」
「胴から腰にかけて絞ったような形状の~」
のような感じで使います。
胴(どう)
胴は腰の上から口縁の下あたりまでの部分です。
装飾や絵付けなど鉢の中でも広い範囲を占めます。
ゆえに全体の印象に一番大きくかかわる部分でもあります。
水切り
水切りは高台内(こうだいうち)に水がたまらないようにするために
高台に入れられた切れ込みのことです。
通常3個ほどはいっているものが多いです。
この水切りにデザイン性を持たせたものも多く作家さんごとの個性が良くでる部分でもあります。
水切りが大きいものはゆったりとした印象、小さいものは締まった印象になります。
脚(あし)
脚は鉢の底に付けられた高台の代わりになる部分です
鉢底を宙に浮かせた状態にできるので、高台タイプのものより通気性、排水性が良いものが多いです。
後付けされたものと削りだして形成されたものがあります。
見込み
あまり聞きなじみのない言葉ですが、鉢の内側全体のことをさします。
もともとお茶碗の部位の名称なので、特殊な形の多い陶器鉢でもあまり使わない表現です。
見込みにまで装飾が施された鉢や縦にスリット状の切り込みを入れた鉢などももあります。
まとめ
これらが良く使われる陶器鉢の部位の名称になります。
覚えておくと鉢の説明や紹介文を読んだときにもすんなり理解できることろが増えるかと思います。
今回の記事は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。
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