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【初心者向け】多肉・塊根 共通|室内管理のポイント

今年になってイベントに出店させていただく機会が多くなったのですが、その中で園芸初心者の方によく「育て方」について聞かれます。

しかし、ご家庭ごとに環境も違いますし、水やりの頻度や置き場所について「こう!」と断定することはなかなか難しいです。

ですので今回は園芸初心者の方が悩みがちなポイント5つについて解説します。

(育成ライトは使用しない育て方についての解説となります。)

 

屋内管理と屋外管理の違い

まず当然ですが植物は屋内よりも屋外の方が健康的に手間がかからず管理することが出来ます。

なぜかというと屋内は屋外に比べて圧倒的に不足している要素が2つあります。

それが、日照と風通しです。

植物を屋内で健康的に管理するには、このことを念頭に環境を整えてあげる必要があります。

では一つ一つポイントをみていきましょう。

 

置き場所

置き場所はとにかく風通しの良い場所を選びましょう。

理想的なのは毎日換気する窓辺などです。屋内とは少しずれますが、ベランダなどがあればそれも良い置き場所となります。

それと床などに直接置くのではなく、すのこやメッシュ状の台の上に置いてあげると、底面からの風通しも確保できます。

これにより水やり後の用土の乾きを促し、根にも酸素を供給しやすくなるので、根腐れの防止になります。

 

日当り

屋内で明るいと感じる場所でも屋外に比べると圧倒的に日照が弱いです。

春~秋はレースカーテン越しの光が1日中しっかり当たる場所が理想です。

冬は窓越しの直射で5~6時間しっかり陽に当ててあげましょう。

枝がヒョロっと伸びてきたり、急に大きな葉を展開しだしたら日照が足りていない証ですので日照時間や遮光条件を見直してみましょう。

 

水やり

水やりのコツは用土がしっかり乾いてから行うということ。

多肉・塊根類は屋外においても同じことが言えますが、室内の場合はよりメリハリを意識した水やりをしましょう。

というのも最初に書いた通り、屋内は風通しが確保しにくく、用土の乾きも遅くなりがちだからです。

根腐れは屋内管理の大敵です。特に水受け皿を使っているという方は、しっかりと水が滴らなくなってから水受け皿に戻しましょう。

水受け皿にたまった水もまた、根腐れの原因となります。

 

用土

水やりの項と関連する内容ですが、用土はとにかく乾きが早いものを使いましょう。

屋外管理の株が赤玉:軽石=5:5くらいだとしたら屋内は4:6くらいに調整してあげると良いでしょう。

要するに水はけのよい用土を使用してあげるということです。

市販の培養土を使用してみて用土の乾きが遅い場合も、軽石や日向土などの用土を少し混ぜてあげると排水性を改善することが出来ます。

 

鉢は植物に対して大きすぎないことが大切です。

繰り返しになりますが、これも用土が乾きにくくなる原因になるからです。

素材に関しては陶器鉢でも素焼き鉢でも問題ありませんが、園芸初心者の方はブラ鉢の方が管理もしやすいですし、持った時の重さで用土の乾き具合が分かりやすいのでお勧めです。

気を付けて欲しいの鉢底穴の小さい鉢です。

ハンドメイドの陶器鉢にありがちなのですが排水性が悪いのであまりお勧めできません。

それ通気性の悪い釉薬が掛かっている鉢(お茶碗のようにツルツルしていて水を通さないもの)も管理が難しくなるので陶器鉢を選ぶ際はチェックしてみてください。

 

まとめ

以上が屋内管理の際に気を付けるポイントになります。

とにかく、屋内は日当たりと風通しが不足しがちだということを念頭に環境を整えてあげてください。

そこさえ気を付ければ屋内でも健康的に植物を育てることが出来ます。

これから植物をお迎えする方も、現在育てている植物がいまいち調子が悪い方も、是非この記事を参考にしていただけると幸です。

では良い園芸ライフを!

 

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