【実生】播種~鉢上げ|超基本的な流れ【アガベ、塊根、灌木】
今回は実生の超基本的な流れを解説していきます。
品種によって多少違いはあれど、基本的な流れは一緒です。
アガベ、塊根、灌木、すべてに応用できるので
初めて実生をする方は是非押さえておいてほしいポイントになります。
浸け置き
メネデールとダコニール水溶液に12時間以上浸けます。
これは休眠状態の種の目を覚ます役割があります。
メネデールは活力剤で発芽率を高める役割がある(らしい)。
ただ多くの人が言っている通り、私もおまじない程度だと思っている。
ダコニールは殺菌剤です。
どちらか言うとこちらのが大切。
実生はカビとの戦いです。
しっかり殺菌しておきましょう。
浸け置きする時間は12~24時間くらい。
厳密に○○時間!て計らなくても全然大丈夫。
前日の夕方に仕込んで次の日の日中に蒔く感じなら問題ない。
「殻が固い系」の種は浸ける前に少し傷をつけておくと
しっかり休眠打破できたりする。
ただし削りすぎて中の胚乳まで傷つけてしまわないように注意。
それと灌木系に多い「果肉がついてる系」の種子は
しっかり果肉を除去してやる。
これをしないと果肉からカビが発生することが多い。
播種用ポットと用土を準備
種を付け置きしている間にポットや用土を用意しておこう。
用土は基本自作するのがいい。
「赤玉:日向=2:1(共に小粒)」で配合し、しっかりふるいにかけておく。
腰水終了後の水持ちや根張りの面からも日向より赤玉を多めに配合しておくと良いと思う。
赤玉は硬質よりも根が張りやすいノーマル赤玉がおすすめ。
表土には細粒赤玉。
表土には細粒赤玉を1cmくらい敷きつめる。
なくてもいけるがやっぱり敷いた方がいい。
これを敷いておかないと種が用土の隙間に埋もれる、
根が潜っていきにくい、
種周辺の湿度が保ちにくいということが起こる。
種を並べていく
発芽率や発芽後の成長速度に合わせて適当な間隔で並べていく。
種子によって好光性(こうこうせい)、嫌光性(けんこうせい)
があるのでチェックしておく。
好光性のものは表土に置くだけ、嫌光性のもの覆土する。
よく分からないものは2/3くらい表土に埋めてやれば大体大丈夫。
管理
基本的には腰水で管理していく。
水替えは2~3日に1回できれば望ましいが、ずぼらな方は週1でも…
ただし発芽するまでは1日に数回霧吹きで湿らせてあげた方が発芽率は上がる。
カビが生えた種子はすぐに取り除く。
腰水終了のタイミングは品種にもよるが本葉が出てきたくらいからOK。
植替えに耐えられるくらいの大きさになったら個別で植え替えていく。
以上、超ザックリではありますが実生の手順でした。
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