ディッキア・ヘブンアンドヘル ってどんな植物?
ディッキア・ヘヴンアンドヘル|不朽の名品種
こんにちはMs‘+わたなべです。
今回の記事はディッキアの人気品種ヘヴンアンドヘルの紹介です。
ヘヴンアンドヘルを和訳すると“天国と地獄”
男心(中二心)をくすぐるネーミングセンスにもグッときますね!
その見た目から地獄というのは何となくわかりますが天国というのはあまりピンときません笑
まあ、そのことは置いておきましょう。
個人的にヘヴンアンドヘル(以下H&H)は数あるディッキアの改良品種の中でもダントツでカッコイイ品種だと思います。
作出者はディッキアハイブリットの父と呼ばれ数多くの交配品種を生み出してきたビル・ベイカー氏です。
濃い臙脂(えんじ)色の葉と白いトゲのコントラストが特徴の本種ですが、ディッキアのシャープでスタイリッシュ
な見た目と相まってその魅力が最大限まで引き出されていると思います。
成長すると棘がカギ爪状にカーブしより厳つい見た目となります。
通常とは逆方向にカーブするものをリーバーススパイン(逆棘)と言い、
成長するにいしたがってランダムに出現するようになります。
葉裏から棘にかけてはトリコーム(白い粉をまぶしたようなもの)が乗り近くで見ると繊細な印象も受けます。
ウォーターマークは葉の表面よりも裏面にしっかり見られるので、個人的には下から見上げるアングルが意外と好きです。
アガベなどに比べると成長速度も速いので育成が好きな方には持ってこいなのではないでしょうか!
子株もよく出るので切り離して育てるのもよし、そのままにして群生させるのもよしです。
30cmを超える大株が群生する光景は圧巻で一見の価値があります。
春、又は秋にクリーム色の小さな花を咲かせます。見た目に反して花は大人しい見た目です。
自家受粉もできるので、うまくいけば種も採れるでしょう。
育て方
育て方に関しては一般的なディッキアと同様で簡単です。
乾燥した気候を好みますが、雨ざらしでもしっかり成長してくれるほど水分も好みます。
その際は葉や成長点にたまった水が温まって株が弱ってしまうのに注意してください。
寒さにも強いですが氷点下になる地域では屋内に取り込むなど対策をしましょう。
個人的に一番気を付けているのは徒長です。
雨ざらしなら日光と風をしっかり当てること、冬の管理は水やりをなるべく
少なくするなどしてカッコい状態をキープしてあげましょう。
ディッキアはその強さ故、目に見えて葉焼けしたり、冷害を受けているのを発見するのが遅れがちです。
気付いたら株にダメージを受けていてり、徒長したりしてしまうことに注意しましょう。
それと冬は退色して、臙脂色が薄くなることがありますが温かくなれば復活してくるので心配はいりません。
最後に
個人的にはディッキアといったらH&Hというくらい好きな品種です。
初めてディッキアを育てるという方にも最初の一株として強くお勧めします。
皆さんも是非ディッキアH&H育ててみてはいかがでしょうか!
ディッキア沼にハマらないように注意してくださいね!笑
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