アガベの親株詐欺について｜オークション、フリマサイトの闇

 

 

こんにちはMs‘+わたなべです。

 

今回はなんだか物騒なタイトルになってしまいました笑

 

皆さんは植物を購入する際オークションサイトやフリマサイトを使うことはありますか？

 

上手に使えば欲しい植物が定価より安くゲットできてお得なこともありますよね！

 

ただ、僕もたまに使うのですが悪質な出品者も多いことは事実です。

 

なかでも多いと感じるのが親株詐欺です。

 

現在は人気、流通量からアガベでこのような傾向が顕著です。

 

親株詐欺と言ってもサイトのルール上、違反にはならない範囲で上手にやられています。

 

なので正確には親株詐欺“まがい”でしょうか‥

 

ということで今回は親株詐欺の傾向と対策についてまとめてみました！

 

あたかも出品株のように親株の画像を使う

 

まず一番多いのがこのパターン。

 

立派な親株がトップ画像で使われており、値段もその親株にしてはお得感のある設定。

 

しかし他の画像をチェックしてみると10枚中9枚が親株の写真で最後に出品株の子株が掲載されているといった感じ。

 

そして値段を再度確認してみると、その子株でその値段はないでしょうというものが多いです。

 

フリマサイトの場合、購入できるのは早い者勝ちなので「早く買わなければ！」といった購入者側の心理に付け込んだ上手いやり口ですね。

 

トップ画像に親株を載せている出品者がすべてそうとは限らないですが、

 

良心的な出品者なら購入側に誤解のないように親株と出品株が違うということを分かりやすく明記してくれています。

 

“参考”株…？

 

似たような手口で「親株」と言わずに“参考株”などといった表記で立派な株の写真を(複数枚)使っているものもあります。

 

しかしまず、何をもって参考としているの分かりません。

 

親株ではないから参考株というような曖昧な表現を使っているように感じます。

 

そういった出品者はアガベの子株はほぼ親の特性を受け継ぐということを分かっていると思います。

 

ただあまり知識のない初心者などは、購入した株が将来“参考株”のように成長すると思って購入してしまうと思います。

 

成長しても全く参考株のようにならなくても「いずれなるのかな？、、、」と思い、

 

結局ダメだと気づいた時には数年経過していてるというパターン。

 

クレームをいれたところで「”参考”ですから」でかわされてしまうのがオチでしょう。

 

その他

 

親株詐欺の他にもいろいろなパターンがあります。

 

「種が届いた」といったパターンや、

 

たくさんの子株の画像を掲載しておきながら、目立たないところに「このうちの1株を発送します。」といったパターンです。

 

聞いた話ではありますが、カキコを違う親株の根元において、あたかもその親株からカキとったようにして販売しているということもるようです。

(ここまでくると何も信用できなくなってしまいそうです笑．．．)

 

よく考えるなぁと思いますが、出品者側も時のためにあの手この手でクレームが来た時の逃げ道を用意しています。

 

人が集まってお金が動く世界にはそういった人たちも集まってくるというのはどの世界もいっしょですね。

 

ここからはそんな詐欺まがいの出品者に引っかからないためのポイントや注意する点について書いていこうと思います。

 

対策①｜早とちりしない

 

これはオークション・フリマサイト初心者が一番やってしまいがちなミスだと思います。

 

植物を相場以上の高値で掴ませようとする出品者は得てしてややこしい言い回しや勘違いしやすい表現をしてきます。

 

一見お得に見えてもよく説明を読んでみるとボッタくり価格だったということは結構あります。

 

植物の相場観が身に付いてくると写真と価格を見た段階で「怪しい」と思ったり「違和感」を感じたりできるようになります。

 

お得なものにはすぐに飛びつきたくなる気持ちも分かりますが、お得なものほどしっかりと説明文をしっかり読んで何か裏がないかチェックするようにしましょう！

 

対策②｜出品者の評価をチェックする

 

出品物の説明文チェックと合わせて出品者の評価も忘れずにチェックしましょう！

 

他の出品者に比べて評価が低い場合は要注意です。

 

その場合、評価というのは取引終了時点での評価になります。

 

親株詐欺などは時間がかなりたってから明らかになることが多いので、評価コメント欄に直接そのことに付いて書かれていることはほぼないと思います。

 

しかし、取引で何かしらトラブルを起こしていたりする出品者はそういった面での信頼性も低いので個人的には避けた方が無難だと思います。

 

対策③｜植物に対する知識を付ける

 

植物に対する知識を増やすのもそういった詐欺に引っかからないようにするには重要です。

 

例えばアガベの場合、子株はほぼ親株の特性を受け継ぐので、将来性のある子株の場合少なからずその素質が垣間見えることがほとんどです。

 

いろいろな株を見ていると、そういった小さな特徴にも気付けるようになるので明らかに親株と違う株が売られているといったことも感じ取れるようになります。

 

こればかりは経験値が必要ですが、高価な株を買う際などは特にそういった知識があることが必要だと思います。

 

まとめ

 

以上がオークション、フリマサイトで植物を購入する際に親株詐欺に引っかからないように注意するポイントと対策になります。

 

植物を初めてたばかりの方や、そういったサイトを利用しようと思っていた方には少々怖い記事になってしまったかもしれません。

 

ただ忘れないでほしいのは悪い出品者ばかりではなく、本当に良い出品者の方もたくさんおられます。

 

上手に活用すれば掘り出し株を下入できる可能性もあるのがオークション、フリマサイトです。

 

しかし残念ながらそういった悪質な出品者がいなくなることはないでしょう。

 

いなくならない以上は各自がしっかり知識を持ち悪質出品のカモにならないことが重要だと思います。

 

人生を豊かにしてくれる素晴らしい園芸業界にもそういった闇があるのは事実です。

 

ですがこの記事を読んだ方が、少しでも楽しく植物を購入する手助けになれれば嬉しいです。

 

今回の記事は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

では今日も良い園芸ライフを！