冬本番のハウスで感じる、2026年のはじまり
明けましておめでとうございます。
年が明けましたが、正直なところ、例年ほどの「新年感」はあまりありません。
年末までバタバタと動いていたせいか、気がついたらいつの間にか年が変わっていた、そんな感覚です。
朝、ビニールハウス外張りの内側には結露した水分が凍りつき、いかにも寒そうな景色が広がっています。
一方で、内張りの中へ入ると、空気は思ったよりも穏やかで、ほんのりとした温もりがあります。
毎朝、植物たちの様子をひとつひとつ確認しながら、「今日も無事だな」と、少しほっとする時間を過ごしています。
植物にとっては、12月31日も1月1日も変わらず、ただの冬の一日です。
新年という区切りに特別な意味を感じているのは、きっと人間だけなのでしょう。
そのため、新年を迎えたからといって、ここで大きく管理を切り替えることはありません。
特別なことはせず、これまで通り、冬の管理を淡々と続けていく。
今年もそんなスタートになりそうです。
昨年は…
昨年は、ビニールハウスを移転してから2年目となるシーズンでした。
初年度のような手探り感は少し薄れ、季節ごとの流れを、以前よりも落ち着いて受け止められるようになった一年だったと思います。
特に夏の乗り越え方が分かってきたことは、大きな変化でした。
高温期の換気や遮光、水やりのタイミングなど、「去年はこうだったな」という経験があるだけで、気持ちにも余裕が生まれます。
そして今は、2回目の冬を迎えています。
一年を通してハウスを使ってきたことで、温度管理や湿度の変化、水やりの加減など、ようやく全体像が見えてきたような感覚があります。
もちろん完璧ではありませんが、「この時期はこうなりやすい」「ここは注意が必要」というポイントが、少しずつ自分の中に蓄積されてきました。
派手な変化はありませんが、経験が一周したことで、ハウスとの付き合い方が少しだけ自然になってきた。
昨年は、そんな一年だったように思います。
2026は…
今年も基本的なスタンスは変わりません。
流行に振り回されすぎることなく、自分が本当に好きだと思える植物を、じっくり突き詰めていくこと。
これはこれからも大切にしていきたい部分です。
とはいえ、ショップを運営している以上、植物の流行を無視することもできません。
世の中の動きや、今どんな植物が注目されているのかを把握することも、仕事として必要なことだと感じています。
その中で、どうバランスを取っていくのか。
流行を知った上で、それでも自分の心が惹かれるかどうか。
「売れるかどうか」だけではなく、「自分が本当に好きかどうか」という感覚を、できるだけ手放さずにいたいと思っています。
植物のブームは、ここ数年で特に移り変わりが早くなったように感じます。
一気に注目を集めて、あっという間に次へと移っていく。
そんな流れを見ているからこそ、時間をかけて育て、その変化を楽しめる植物の魅力を、もっと大切にしていきたいと思うようになりました。
今年は始まったばかりです。
今のところ、無理に何かを変えようとは考えていません。
焦らず、春に向けて少しずつ準備をしながら、植物と向き合う時間そのものを楽しんでいけたらと思います。
今年も、自分の「植物が好き」という感性を大切にしながら、
無理をせず、楽しく続けていきたいと思います。
そして、このブログを読んでくださっている皆さんも、それぞれのペースで、楽しい園芸ライフを過ごしていただけたら嬉しいです。
本年も、ボタニカルボックスをどうぞよろしくお願いいたします。
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