アガベ、パキポの実生なら|表土には細粒赤玉を!
【失敗談】表土は細粒赤玉!|アガベ、パキポの播種
以前の記事で、今年からアガベやパキポの実生をたくさん作っていくと書きました。
その時に土に関しては結構適当にブレンドしていると書いたのですが、改めて大切だと思ったことがありました。それは、表土は細粒赤玉にするべきということです。今まで何度も実生は行ってきたのですが、一度に蒔くのはせいぜい数十粒。今回は数百粒の種を蒔いたこともあって、ちょっと仕込みが甘くなってしまいました(反省)。今回の播種ではメインの土を赤玉、鹿沼、日向、バーミキュライトとしました。これ自体は問題ないのですが、やはり表土には細粒赤玉を薄く敷いてあげた方がいいです。理由としては2つ。一つ目は、1番最初に出てくる根が土に潜っていきにくい。二つ目は、種と土の接地面積が小さくなり発芽までに時間がかかる。これは種と土が触れている面積が多い方が、種がしっかり湿っている状態をキープできるのですぐに発芽しやすいということです。ではここから細粒赤玉を敷かなかった僕の例を見ていきましょう。
細粒赤玉、敷かないとこうなる|①根が潜りにくい
では画像をご覧ください。
アガベやパキポに限らず、どんな植物でも最初に出てくる根はとても繊細でか弱いです。
最初の根がでても粒の大きな土があると、それを押しのけて潜っていく力はまだないです。
運よく粒と粒の隙間に入って問題なく成長していくものもありますが、そうでないものも多いです。
これなんかは粒の上で発芽しちゃってます。
しっかり根が潜っていく種もありますが、安定するまでに時間がかかったり潜っていく途中に力尽きてしまう種も出てくると思うので、やっぱり表土は細粒赤玉を敷いておくべきでした。
細粒赤玉、敷かないとこうなる|②発芽まで時間がかかる。
休眠中の種が目を覚ますトリガーとして一番大きい要素が水分を得ることだと思います。今回播種に使用した土はすべて小粒です。しかしそれだとどうしても、しっかり土と接している種とそうでない種とでムラが出てしまいます。そうするとしっかり土と接していない種は目覚めまでに時間がかかってしまいます。こんな感じで粒の上に乗ってしまった種は発芽まで時間がかかります。
発芽した種とそうでない種とで時間差が開くと、その後の管理も手間になります。
まとめ
以上のことを踏まえて、皆さんは播種するときは表土は細粒赤玉を敷くことを強くお勧めします。正直、今更こんな凡ミスをブログに書くのは恥ずかしいです。しかし、「まあ用土は適当で大丈夫か」と思って僕と同じミスをしてしまう人が少なくなればと思い今回の記事を書きました。慣れてきた時ほど要注意!これは植物の育成に関しても同じことが言えるのかもしれませんね。今回の記事は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。
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