アエオニウムの剪定法|分頭させてボリュームアップ!
冬に楽しめる植物のひとつにアエオニウムがあります。
カナリア諸島(西アフリカのすぐ沖)や東アフリカの一部が原産で、現在は品種改良された様々な色形のアエオニウムが出回っています。
そんなアエオニウム、ただ育てるだけではなく剪定することによって、魅力的な形に仕立てることが出来ます。
剪定は高さを抑えるのと同時に分岐を促し、よりボリュームのある見た目にしてくれます。
剪定法①|胴切り
これは茎の中ほど(葉の生えていない部分)を切る方法です。
基本的にはどの部分で切っても切断面のすぐ下から脇芽が出てきます。
メリットは、任意の高さにカットできることです。デメリットを上げるとすると、脇芽が出てくるまで時間がかかることです。
次に紹介する成長点カットは早いと1~2週間で脇芽が確認できますが、こちらは脇芽を出すまでに1ヵ月ほどかかることも多いです。
もちろん脇芽の成長速度も、成長点カットに比べるとゆっくりです。
剪定法②|成長点カット
こちらは成長点のみをカットする方法です。
カット後も葉が数枚残るので光合成がすることができ、脇芽が出てくるのが早いです。
デメリットとしては剪定法①のように任意の高さにカットするということが出来ないことです。気を付ける点として、葉を多く残そうとしてカットが浅すぎると、成長点が残ってしまい分頭しないという点です。
まとめ
このように剪定することで分頭を促し、自分好みの形に仕立てていくのはアエオニウム育成の醍醐味です。
分岐して成長した茎を剪定して、そこからさらに分頭させたりと楽しみ方は広がります。
カットしたものは差し芽で増やせるのもアエオニウムの魅力のひとつ。
皆さんもこの冬、アエオニウムを育ててみてはいかがでしょうか。
memo
・剪定しなくても成長点のすぐ下から分岐してくることがあります。ただ、やはり自分の狙った箇所から分頭させるには剪定は必須。
・成功率は高くないが、実は葉差しもできる。葉の厚い品種でやると成功率UP。
・同じ剪定をしても、品種によって上へ上へと伸びるものや、ブーケっぽくこんもり成長するものなどタイプがある。
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