【失敗できない】グラキリス|初めてのベアルート株選び【初心者向け】
今回はパキポディウム・グラキリスのベアルート(抜き苗、未発根)株の選び方をご紹介します。
初めて発根管理をされる方は本当に自分で発根させられるか不安ですよね。
そう、絶対に失敗したくないですよね!
ただ、不安がある方も安心してください。
しっかりとポテンシャルの高い株を選ぶことで発根確立はグッと高められます。
発根管理に自信があれば、発根済の株も含めよりたくさんの株の中から好みの株を選ぶことが出来ます。
また、ベアルート株は発根済株と比べ割安なのも嬉しいポイント。
では、ベアルート株を選ぶ際に重要なポイントから順に紹介していきます。
ベアルート株選びのポイント①|重い
株の重量感はベアルート株を選ぶ際に非常に重要です。
もちろんズッシリと重さのある株が選ぶべき株です。
重さのある株はそれだけ水分量が多く新鮮な証です。
抜き苗になってからそれほど時間が経過していないので株自体の体力もしっかり残っている確率が高いです。
ただお店で選ぶ際は重さの比較対象となる株が少ないことも多いです。
そんな時イメージしてほしいのがジャガイモ!
「同じ程度のジャガイモだっらこれくらいの重さかなー」
と想像してみて「軽すぎる」と感じなければ大丈夫。
逆に同じ大きさのナスを想像してみて「それより軽い」と感じれば避けた方が無難かも。
微妙な例えですみません笑
ベアルート株選びのポイント②|幹肌が緑色
実はパキポディウムは塊根部でも光合成していると言われています。
グラキリスにも赤肌、白肌、グレー肌など個性がありますが、
緑がかった株は発根するまでの期間も早く、発根確立も高いと感じます。
株全体が緑肌のものは少ないですが、株の半分や一部が緑がかった株は割と見かけます。
これは水やりの際に幹肌が濡れるとより際立つのですが、くれぐれもお店の株には水をかけないように!
ベアルート株選びのポイント②|張りがある
ハリがある株も水分量が多く新鮮な証です。
触るとカチカチに硬いです。
ただこれもお店の株をあまりギュウギュウ触るのはよくありません。
できれば購入前の最終確認として軽く押すくらいにしましょう。
その時ミカンのように柔らかい株は避けましょう。
この例えも微妙…
ベアルート株選びのポイント③|主根が残っている
発根管理の際に根の先端をカットするのですが、主根がない株や短すぎる株は危険です。
主根がないと、ほぼ塊根の下部を切るような「胴切り」に近い形になってしまいます。
胴切りに近い形になってしまっても発根しないわけではないですが確率は少し下がります。
また主根がしっかり残っている株は、発根管理が上手くいかなかった時に、もう一度根をカットしてやり直しが効きます。
できれば主根が2本3本と多く残っている株を選びたいところです。
ベアルート株選びのポイント④|触ったときに「ひんやり」する
これも水分量のお話。
例えばシイタケよりトマトの方がひんやりしているのは何となくイメージができると思います。
これは野菜の表面を通じて内部の水分の冷たさを感じていくということ。
グラキリスも同じく、水分量の多い新鮮な株ほど触ったときにひんやりとした感じがあります。
すみません、野菜に例えるのはもうやめます。
ベアルート株選びのポイント⑤|小ぶり
一番手堅いのは手乗りサイズ位の株。
基本的に小さめの株の方が細胞も代謝も活発なのか発根までの期間が早い気がします。
大株になるほど体力の部分では安心感があるのですが、発根までの期間は子株よりかかることが多いです。
ただ最終的な発根確立についてはどちらもそれほど変わらないのであまり気にする必要はないです。
初めて発根管理に挑戦するという方は手乗りサイズがおすすめ!
避けた方が良い株①|軽い
ベアルート株を選ぶ上でとにかく最重要視するのは株の重量感。
色形がとても気に入ったものがあったとしても「軽い」株は避けましょう。
気を付けたいのはネットで写真のみを見て購入するとき。
一見ハリがあって健康そうな株でも届いてみてたらメッチャ軽かったなんてこともあります。
やはりおすすめは現物を見て買うことですが、もしネットで購入する際は信頼できるショップで購入しましょう。
フリマサイトやオークションサイトで購入する際は評価の高い出品者から購入するようにしましょう。
避けた方が良い株②|大きな凹みがある
発根管理をする上で多少の凹みというのはあまり気にしなくても発根確立に影響はないと思っています。
しかし、あまりに凹みが大きい株は、かなり水分量が減っているか、内部が腐っているか、抜き苗にされてから相当な時間が経っているという可能性があります。
もちろんそういった株は発根確立も下がります。
初めて発根管理に挑戦するという方は相当気に入った形の株でない限り凹みの入株をオススメします。
特に初めての発根管理では小さな凹みであっても心配になってしまうと思います。
ここら辺は数株発根管理を経験して自信が付けば多少の凹みなら特に気にせず選べるようになると思います。
避けた方が良い株③|葉が多い
葉が多いとなんだか健康そうな印象を受けると思いますが
ベアルート株に関しては「入ってくる水分がないのに出ていく水分だけはある」といった状態。
少なからず葉からの蒸散によって株自体の水分は減っている状態です。
こちらも慣れれば株の重さやハリなどを見てイケるかイケないか判断できるようになるのですが、
初めて発根管理をするという方は避けた方が無難でしょう。
まとめ
以上がベアルート株を選ぶ際に気を付けるポイント5つ、と避けた方がよい株のポイント3つになります。
ぶっちゃけグラキリスの発根確立は低くなく、きちんとした株を選ぶことが出来れば9割以上の確率で発根させることが出来るとおもいます。
ただ逆を言えばダメな株を選んでしまうと発根確立はかなり下がってしまうということも…
初めての方はかなり不安もあると思いますが1度発根管理に成功してしまえば、意外と簡単だったと感じることが出来るはずです。
ですから初めての一株は絶対に失敗してほしくないというのがこの記事を書いた理由でもあります。
是非チェックポイントしっかりと抑えて失敗のない株選びの参考にしてください!
最後に…
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