【アガベ】秋の管理方|気を付けるべきポイント【初心者向け】
9月に入り暑さのピークも過ぎた感がありますが、そうなってくると気になるのは
アガベの秋の管理方ではないでしょうか。
夏バテで成長が鈍っていた株も再びコンディションが上がってくる時期です。
秋は成長期でもあり、冬に向けての準備期間でもあります。
そこで今回は秋にするべき育成管理と気を付けるポイントを紹介します。
またこの時期の植え替えや胴切り、実生が可能かについても紹介します。
適切な管理を行い安心して冬を迎えるためにも是非この記事を読んで予習しておきましょう!
秋にやること・気を付けるポイント|①水やりの頻度を減らしていく
夏の間は用土が乾きやすく水やりの頻度は1年のうちで最も高い時期です。
そこから秋になり気温が下がると、当然用土の乾くスピードは遅くなります。
よく観察してみてください。
人間にはまだまだ暑く感じる日々も多いですが、用土の乾きは確実に遅くなっているのが感じられると思います。
ここで夏と同じペースで水やりしてしまうと、確実に水の遣りすぎになってしまいます。
水の遣りすぎは根腐れや徒長の原因となります。
ではどのように水やりの頻度を減らしていくのか。
それは皆さん個人の育成環境によっても変わってきます。
3日おきに水やりしていたなら5日おきに伸ばしてみる、
1週間おきに水やりしていたら10日おきに伸ばしてみるなど、少しずつ間隔を伸ばしていきます。
自分が何日おきに水やりしていたか思い出せないなら、いつのもタイミングから3日後まで我慢してから水やりするなど工夫してみるのもいいでしょう。
「秋は成長期だから夏と同ようにあげていいじゃない!」と思う方もいるかもしれませんが、
秋は冬前の準備期間でもあります。冬はほぼ断水気味に管理していくことになるので、
今のうちから水やり頻度を落とし、スムーズに冬の水やりサイクルに入っていけるように意識してみましょう。
特に10月に入った頃から意識しておくと良いでしょう!
秋にやること・気を付けるポイント|②遮光を外す
9月に入ったら徐々に遮光を外してあげましょう。
また、半日陰に置いていた場合なども、より日当たりの良い場所に移動していきましょう。
真夏は昼夜問わず熱いですが、この時期になると夜間の気温が徐々に下がってきます。
一日のうちでクールダウンできる時間があると、昼間の気温が高くても、葉焼けするリスクはグッと下がるというのが個人的な体感です。
葉焼けが怖いからと言っていつまでも遮光をしていると、今度は徒長のリスクが出てきます。
秋の成長期を逃さずしっかりと陽に当ててあげましょう。
私の住んでいる北関東の場合ですが、9月中旬からは一日中直射に当てても問題ありません。参考にしてみてください。
それと秋は台風対策も引き続き行いましょう。
実は9月は台風上陸数が最も高くなる時期ですよ!
秋にやること・気を付けるポイント|③追肥
春に施肥した方は肥料が切れてくる時期だと思います。
固形肥料はこのタイミグで追加してあげるといいでしょう。
春に元肥としてマグアンプ等を仕込んでいる方はまで効果が持続しているので
植物の様子を見て、固形肥料を追加してもいいでしょう。
秋は冬に向けてしっかりと植物のコンディションを整えていく時期でもあります。
追肥するかどうかは、
「葉の色が薄くなっている気がする」「成長がかなりゆっくりになっている」
などを目安にしてみてください。
しかし、くれぐれも肥料の遣りすぎにはご注意を!
秋にやっても大丈夫?|①植え替え
植替えは秋に行っても問題ありません。
しかし、できれば9月、遅くても10月中には終えておきたいところです。
もし10月に入って植え替えるのであれば、根はあまり整理せず、軽くほぐす程度にしておくと安心です。
春の植え替えのようにガッツリ根を整理してしまうと、冬前までに
しっかりとコンディションを上げることが間に合わなくなってしまう恐れがあります。
もしどうしても11月以降に植え替えしなくてはいけない場合は
根はいじらず鉢増だけにして、春までしのぎましょう。
秋にやっても大丈夫?|②胴切り
胴切りも秋に行って問題ありません。
これに関しては10月に入るまでに行いましょう。
個人的に秋は胴切りに向いている季節だと思っています。
胴切り後は子株が出てくるまでかなりの時間を要します。
秋に胴切りして今シーズン中に子株が出てしまえば、
冬は成長が止まりますが、来年の春から育成のスタートダッシュが切れます。
注意点としては、
「ある程度大きな株で行うこと」
「根がしっかり張っているもの(できれば植え替え後1年以上経過)で行うこと」です。
ここら辺は春の胴切りと変わらないポイントですね!
暑さのピークが過ぎたあたりで早めに行いましょう!
秋にやっても大丈夫?|③実生
次に秋の実生ですが、これはあまりお勧めできません。
気温自体は発芽するのに適温となる時期ですが、冬まであと数ヶ月。
冬を乗り越えられる大きさに最長させるには期間が短かすぎます。
温室等があれば可能ですが、その場合でもあまりオススメはしません。
実生は腰水や水切れを起こさない管理が必要で何かと手間もかかります。
どうしても我慢できない場合を除き、春まで待ちましょう。
その場合、冬でも種は冷暗所で保管するようにしましょう。
まとめ
・徐々に遮光を外していく
・水やりの頻度を下げていく
・植物の状態に応じて追肥する
・台風対策
・植え替えや胴切りに関してはなるべく早めに行う
・実生は春まで待つ
秋はアガベの成長期であり、冬への準備期間。
しっかり成長させることとスムーズに冬を迎えられることを意識して管理してみましょう。
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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