アガベの発根管理は土耕?水耕?
アガベ発根戦国時代!?
こんにちはMs‘+わたなべです。
近年はアガベのベアルート株の流通も増え、
まず届いた株の発根管理から始めるということも増えてきたかと思います。
かつて発根管理は輸入業者や卸売り業者など限られた人たちが行っていたものだと思いますが、
個人間でのカキコ等の流通も増え、発根管理はますます一般的に行われるようになりました。
ベアルート株は発根済みの株より安価で入手できるということもあり、SNSでは様々な発根管理の情報が溢れました。
そして世界はいよいよ発根戦国時代に突入しました。
ということで!
今回はそんなアガベの発根管理について書いていこうと思います。
水耕より土耕?
自分はSNSでアガベ関連の投稿を見ることも多いのでずが、発根管理と言えば水耕がメジャーかと思います。
なかには強炭酸発根やミズ苔発根などもよく目にします。
皆さん自分なりの方法で色々試していて見ていてとても勉強になりますね!
しかし、個人的にはアガベの発根管理と言えばよほどの理由がない限り土耕がいいと考えています。
大きな理由としては、水耕で発根管理するメリットがあまりないと思っているからです。
多くの方が水耕で発根管理をしている理由の一つに発根したのが一目で分かりいやすいからというのがあると思います。
ただ、発根確率や発根するまでの期間は水耕も土耕もあまり変わらないというのが個人的な感覚です。
むしろ土耕管理の方が根にとってはより自然に近い環境なので、発根確立、スピードともに優れているのではないかと思います。
発根したかしていないかというのは、株が動きだしたかを見れば概ね判断がつきます。
なので土耕に切り替える際に不必要に根を痛めたりストレスを与えてしまう可能性を考えると、
最初から土耕管理するのがいいと思っています。
ということでもう少し詳しく説明するために、土耕管理についてメリットとデメリットをそれぞれ挙げてみましょう。
メリット① |「水耕→土耕」の植え替えの手間が省ける
メリットの一つ目は植え替えの手間が省けることです。
水耕での発根管理が終了した後は土耕に切り替えるために植え替えの必要があります。
最初から土耕で管理していれば植え替えの手間は省けます。
メリット② | より自然に近い環境で発根できる
ほとんどの植物がそうであるように、アガベも地中に根を張ります。
なので基本的に根は光が当たらない方がより自然に近い環境で成長することができます。
水耕管理では何か光を通さないように工夫をする必要があります。
それと根が伸びていく過程で土による適度な抵抗があることもしっかりとした根を伸ばすのには必要な要素ではないかと思います。
また、土耕は株自体がしっかり固定された状態なので、振動によって株が動いてしまうストレスも最小限で済みます。
デメリット|発根したかがわかりにくい
土耕の一番のデメリットが発根したかが分かりにくいことだと思います。
そして水耕の一番の魅力はしっかりと発根したことが確認できるということだと思います。
やはり園芸は趣味の世界なので「発根した!」という喜びを感じられるのはとても大切なことだと思います。
土耕管理では
「発根したかな?」→「たぶん発根したな」→「これはもう完全に発根してる」
という感じでじんわーり確信に変わっていくのでやはり発根の喜びは水耕に比べて薄いです笑
まとめ
こんな感じで水耕と土耕の発根管理をそれぞれ比較してみましたが、参考になったでしょうか?
もちろん発根管理に正解はないので、みなさん自分なりの方法で発根管理を楽しんでもらえればと思います。
そのうち土耕と水耕のいいとこどりな発根管理法も出てくるかもしれません!
大切なのは自分なりに色々考えて試してみること。そしてその過程を楽しむこと。
それが園芸の一番の魅力だと思います。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、よい発根ライフを!笑
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